5つのポイント
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1 |
この公園の整備や管理運営に利用者の意向や要望を十分に反映させるために、実際に整備を行う前(具体的には、設計作業を始める前)に、『運営協議会』を設置し、協議会での議論と合意に基づいて具体的な設計作業や整備を行うこと |
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実際には、応募の段階で既に基本設計レベルの検討が行われているものと考えられるが、選定後の実施設計の段階のディテールのつくり方一つで使いやすさが変わる。 |
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使いやすい公園になれば利用者は増えるので、民間企業にとってもメリットになる。 |
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整備に関わった人は公園を大切にしてくれるので、管理も円滑になる。 |
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2 |
整備後の公園の日常管理や運営は『運営協議会』に全面的に委ね、その活動費を負担するとともに、協議会との連携窓口を設置すること |
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3 |
協議会のメンバーと役割は、以下を想定すること |
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メンバー: |
NPO、ボランティア、ベイタウン住民・商店会、学識経験者など |
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NPO、ボランティアには、現在この公園で活動しているもののほかこれから活動しようとするものも含む |
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公園内の収益事業に際しテナントを募集する場合にはそのテナントの参加も可 |
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整備及び管理を行う企業はオブザーバーとして参加し協議会との円滑な連携を図る |
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体 制: |
会長はメンバー間で互選、事務局はNPOが有償で担当する。 |
役 割: |
公園の整備や改善、そして円滑な管理運営に向けた利用者間のニーズ把握と意見調整、合意形成
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新たな公園利用ボランティアの募集・受入(登録制度の創設) |
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公園利用・運営ルールの策定・管理、利用者の救護 |
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自主イベント(幕張海浜公園まつり)の企画・開催 |
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様々な主体による各種イベントの日程、利用スペースの調整 など |
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4 |
『運営協議会』やボランティアの活動を円滑化し、公園全体の広がりと一体感を育むために、整備計画の中に『パークセンター』と『周回路』(公園の心臓と動脈)の整備を盛り込むこと |
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パークセンター:
協議会やボランティアの活動拠点となる施設として次の内容で構成し、管理運営は協議会が行う。 |
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ホール(公園利用案内、イベント紹介、雨天時等の子どもの遊び場) |
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救護室(ハチ・エイに刺された人や急病人、負傷者の応急手当、迷子の保護) |
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事務室(協議会、ボランティアの執務スペース) |
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集会室(協議会やボランティアの会議等に使用) |
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作業室(工作などに使用) |
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倉 庫(協議会やボランティアの備品等を保管) |
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掲示板(ホールに設置、協議会からのお知らせや利用者間の情報交換等に使用) |
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売 店 |
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周 回 路:
公園全体に人の流れを作り出すために、車椅子やウォーキング、ジョギングコースとして、また自転車やインラインスケート等が利用可能な周回移動できる専用道(バイクパス)を整備する。 |
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5 |
整備後に新たに発生する公園利用のニーズに対しても、誠意を持って柔軟に対応すること |
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既に利用者から様々なアイディアが出ているため、そのアイディアの実現にも積極的に協力すること。 |
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そのためには公園全体を一度に整備するのでなく、適時、利用者等の意向を踏まえて |
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