こどものあそびば 第1弾
落ち葉で道づくり

(2005年10月30日実施)



日  時: 2005年10月30日(土)10:00から15:00
スタッフ: 小倉、小林、坂井、小島
参加人数: 大人9人、こども10人(うち小学生5人)
天気、気温: うす曇、快適
活動内容及び主旨:
@ 自然体験学習
身近な自然である松林の成り立ちおよび動植物を含めた松林の自然環境について、参加者と共に知識を深め、共に学ぶ。
A まつぽっくり集め
松林内にある自然物に目を向け自然を実感するとともに、次のプログラム・工作のイメージを膨らませ、参加意欲をもりあげる。
B 木の実を使った工作
自分で拾ったまつぼっくりや様々な秋の木の実などを使った工作を通して、自然の豊かさに思いを寄せつつ、ものづくりの楽しさを参加者同士で分かち合う。   
C 落ち葉で道づくり
@で話された事柄(木の根を傷めないこと、菌根層の防止と水の浸透の必要性)についてともに理解を深めるため協同作業として道づくりを行う。
また、全体を通して、道具を使う上でどうしたら怪我をせずに使う事が出来るか考え、周りの人達、自然動植物にも思いやりを持って接することができるよう、共に学ぶ。
使用したもの:
竹・・孟宗竹約2.3m1.5本:前回、小倉さん切り出し分残り。
 道づくり用(竹のこ、ナタ、ハンマー、熊手)
 工作用(コナラ、クヌギ、クリ、クルミ、まつぼっくり、スダジイなど各種木の実、5センチ四方のベニヤ板、ボンド、ビーズ、ヒゴノカミなどのナイフ、紙やすり、ヨウジ)
 救急袋(絆創膏、ガーゼ、ホータイなど)


スケジュール
09:00 公園事務所に挨拶および松林の鍵を借りる。松林の状況確認。看板を設置すると共に工作用の場所を決定、確保。
10:10 松林内に入り、小倉さんより子ども達に松林の成り立ち及び木についての説明をし、自然についての理解を深める。(写真1)松林内のまつぼっくりを集め、工作用場所に戻る。
11:10 園内の竹林に移動、公園管理事務所今井さんと竹を一本伐り、小枝を払った。竹を伐る時の適当な位置や向き、小枝は元から上に伐ると良い、など教えてもらった。子ども達が長い一本竹をみんなで抱えて「わっしょいわっしょい」とかけ声をかけながら竹林より工作用の場所に帰ってくる。子ども達はその竹を竹挽きのこぎりで輪切りにしていく。
10:30 工作の見本を子ども達に見せる。子ども達は見本を見つつ、自分の思い思いの形を作り上げていく。まつぼっくりの馬やクリのねずみ、はりねずみなどが次々と完成。小さく切り出した板にカブトムシをビーズで描いた子も。その板は四方を丁寧に紙やすりで削られていました。(写真2、3、4)
12:00〜
13:00
一旦片付けおよび昼食。記念撮影。(写真7全体写真) 
13:00 竹を切りわけ、道づくりに使うくいを作る。子ども達もノコギリで竹を切り、なたで竹を割る。その後、松林に入り、大人と共に、林内の間伐材を2本ずつ並行に並べ、その両脇を竹の杭で止め、間伐材の間に集めた落ち葉を入れていく。子ども達は杭をハンマーで打ったり、間伐材をそれぞれ、好きな方向に並べ、つないで道を作っていました。(写真5)
工作コーナーでは、通りがかりの親子が午前中仕上げた作品を見て、飛び入り参加していました。(写真6)
14:30 参加者全員で松林内のゴミクリーン作戦(ゴミ拾い、片付け)をし、松林を閉める。さらに、工作コーナーにて再度、参加者全員でゴミクリーン作戦をし、挨拶、終了。


参加者の感想
こういった(工具を使っての)工作は、今なかなかできないので、こういう場所があるといいですね。
大人の指導がよく、子どもたちも松林の中を自由に遊びまわっていて、楽しみました。
普段、熊手やナタを存分にふりまわすなんて、めったにないので楽しかったです。また、松林の中は、まわりよりも空気が澄んでいて、とても気持ちがよかったです。


次回よりの改善点・提案
改善点や提案ではないが、モーターショの混雑を懸念して、参加を取りやめた方がいた。
看板について、通りがかりの人に活動の主体がわかるように主催者を明記するといい。
こどものあそびばの主旨を記したものを用意し、参加者に理解してもらうことが必要。(公園まつり及び、今後参加者が増えてくると現場で口頭での説明の余裕がなくなる可能性がある。→今後、こどものあそびばの意義やプレーパークについてのワークショップを設けていく必要性がある。)


写真1・・松林自然体験教室・・松林の説明

写真2・・木の実の工作

写真3・・クリやまつぼっくり、ドングリが変身!完成品の数々

写真4・・工作コーナーの全体写真

写真5・・ 全体写真

写真6・・落ち葉の道づくり

写真7・・看板と作品を見て来た当日参加者



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